Manufacturing DNA
ものづくりのDNA
日本有数の工業港で育まれた
「修理屋マインド」
四日市港は、日本初の大規模な石油コンビナートが誕生して以来、石油や工業原料の輸入拠点、工業製品の輸出拠点として発展を遂げてきました。
その四日市港の一角に、大手企業で技術を磨いた先代が創業した船舶修理会社が、東海ドック工業の始まりです。故障した船は、修理を終えるまで出航できません。納期厳守はもとより、一刻も早い対応が求められる中で、目の前のお客様の期待にお応えして喜ばれ、この次も何としてでも期待に応えねばと、決意を新たにしてきました。
現在では船舶向け熱交換器の製作や、発電・一般産業向け製品の設計・製作が主業務となりましたが、直接お客様と接するからこその「修理屋マインド」に培われた強い使命感は、若い社員たちにも脈々と受け継がれています。
人々の暮らしを守り、
経済を守る責任
東海ドック工業の製品は、石油をはじめLNG・LPG・鉄鉱石・石炭など、資源を運ぶ大型船や穀物を運ぶばら積船に搭載されます。
中には客船もありますが、多くがエネルギーや工業製品の材料といった生活や産業に不可欠な物資を運ぶ、言わば「物流の大動脈」です。しかも当社の製品である熱交換器は、エンジンの主要部。万が一トラブルが起きれば、お客様である船の所有会社はもちろん、その顧客である荷主、さらには一般消費者の生活や経済に多大な影響が及びます。
そのような製品づくりを担う自覚と誇りを持ち、品質マネジメントシステムであるISO9001による品質基準と、個々のお客様のご要望に応じて、長期間の使用に耐える製品だけを世に送り出しています。
その責任感は、陸上で使われる製品に関しても変わりません。
世界中どこでも駆けつける
スピードと臨機応変さ
修理業から始まった当社は、お客様のご要望にできるかぎりお応えすることをモットーに事業を営んできました。
その中で培われてきた当社の強みの一つが、フットワークの軽さです。船の修理は停泊中の港で行うことが少なくないため、いち早く駆けつけることが私たちにとっては当たり前でした。
現在も、どのような現場の状況やご要望に対しても臨機応変に最善の方法をご提案し、製品の設置や交換のため、国内はもちろんアジアから欧米、中近東まであらゆる場所に駆けつけます。
また、製品価格に関しても、原価を抑えることができれば、利益を増やすよりも販売価格に反映するのが当社のやり方。
これも、可能な限りご要望と期待にお応えしたいという姿勢の表れです。